こなれ感

なれ感


こなれ感とは?

適度にラフな様。
コーディネートをビシッときめずにちょっとスキを残した着こなしのこと。
アパレルファッション業界特有の表現。

また、ヘアカタログ系の雑誌にもよく出てくる単語。

おそらく漢字にすると、小慣感。
英語にすると、feeling、もしくはgood senseか。
そもそも英語にこなれ感の概念があるかどうか不明。

こなれ感のある着こなしとは、例えば以下のようなコーデ。

 


メンズ シャツコーデ
こなれ感のあるメンズのコーディネート

 

逆に、こなれ感がなく普通にこのコーデのメンズ服を着るとこうなる。

  • シャツのボタンは全部閉める
  • シャツの袖のボタンも全部締める
  • ズボンの裾は靴が隠れるまでの長さで穿く
  • 素肌を出さないようにきちんと靴下を履く

 

こんな着方になる。
とても普通な着方なので、オシャレかオシャレじゃないかで言えば、現時点ではおしゃれではない。

なので、上のコーデ画像のように、

  • シャツのボタンは閉めずにインナーのカットソーの白を見せてさわやかさをプラス
  • シャツの袖はまくって付けたバングルをチラ見せ
  • パンツの裾はローファーに掛かるか掛からないかくらいの丈でくるぶしを見せる
  • 足元はスニーカーではなくローファーを履いて全体を上品に引き締める

 

こんなコーデになる。

ちなみに、手首や足首を見せることでこなれ感が出るだけでなく、「ぬけ感」も出る。
ぬけ感もこなれ感同様、ファッション界でよく出る単語。

きちんとしているなかにも適度のリラックス感が出ているときに使う言葉。

ぬけ感やこなれ感を出すポイントは、全体をきっちり決めすぎずに、ちょっと崩すこと。
ボタンを開けたり、袖や裾をまくったり、ラフな素材のアイテムを使ったりとテクニックは様々ある。

SPU スプでもぬけ感やこなれ感を出したメンズのスタイリングをほぼ毎日追加しているので、ぜひ参考にしてみてほしい。

 

SPU スプ メンズ スタイリング特集

 

ただ、こなれ感もぬけ感もやり過ぎると、ただのだらしない服装になってしまうので要注意。
メンズはこの2つの感覚をおさえておきけばほぼOK。

レディースファッションになると、「おち感」「ハリ感」とかいろんな感が出てくるので奥深い世界が待っている。

 

年々トレンドや流行が変わる業界なので、次々と現れる「〇〇感」から目が離せない。