2019
02.18
雑誌

メンズファッション雑誌全盛期のスタイリストの至言がすばらしい

メンズファッション コラム

いつもありがとうございます!店長のふじいです。

私の年代的にメンズファッション雑誌が隆盛を誇っていたころ、スタイリストも大人気だったんです。
スタイリストがおすすめするアイテム、スタイリスト別注のアイテム、さらにはスタイリスト自身がファッションブランドを立ち上げてたりしていました。

メンズノンノやアサヤン、GQとかヌメロトウキョウとかモデルと並んでスタイリストも全面に紙面に登場していた記憶があります。
二村毅、北原哲夫、ジャイアンこと長瀬哲郎、祐真朋樹などなど、スタースタイリストが目白押しでした。

中学生、高校生だった私は彼らがスタイリングしたコーディネートを指をくわえながら眺めてたもんです。

そしてそして、忘れてはならないのが、

野口強。

トレードマークのストレートなロン毛とサングラスが昔から変わらずかっこいいですね。

野口強の何がすごいかって、あの木村拓哉のスタイリングを手がけていたことなんです。
「キムタクが着たら何でも流行る」と言われていた時代なんで、そんなキムタクに着せるものを選んでいた野口強が2000年前後の日本のメンズファッションの流行を作ってきた、といっても過言ではないわけです。

流行ったブランドもナンバーナインや、ドルチェ&ガッバーナ、ディオール・オムなど、今でも人気がありますが当時はどこへ行っても手に入らないほど大人気でした。

そんな野口強、ちょっと前の記事ですがとても良いことをおっしゃっています。

流行を作っていくというか新しい提案を作っていく。
すばらしいですね。

ただ、私が特に気になったのがこの箇所ですね。

野口 いや、そうではなくて、例えばリーバイスの501なんか細いモデルが着ても全然似合わなくて、どっちかというとガッチリした背の低い人の方が似合ったりするわけ。でも、結局突き詰めるとその人のキャラクターなんじゃないかな。どんなにスタイルが良くったって中身が薄っぺらいと洋服着せても薄っぺらいんだよね。
via:野口強「新しいファッションを世に問うのが我々の仕事」トップスタイリストの視点と矜持 – 朝日新聞デジタル&M

結局着る人の人間性でオシャレがどうかきまる、とのことです。

モデルさんや普通の人、スタイルや体型の違いとか「結局顔じゃん」とか言われそうですが、その人に似合う似合わないは確かにキャラによるんですよね。
ワーク系、モード系、アメカジ系、全てが似合う人はおそらくいなくて、その人がどんなものが好きか、どんな人生を歩んできたか、どんな人を尊敬しているかなどなど、パーソナルな価値観による部分が大きいかと。

おんなじ服着ても人によって変わるのはどうやら顔だけじゃなさそうです。

私も薄っぺらい人間にならないように、精進してまいります。

ではまた!