01.30
【デニム】SPU スプ的メンズファッション用語集
デニム
デニムとは?
ジーパンのこと。
もしくはジーンズのこと。
またはデニムパンツのこと。
元々は生地そのものことを指してデニムと言っていたが、デニムパンツのことを「デニム」というのが標準となった。
デニムの語源は実はフランス語。
serge de Nîmes(セルジュ・ドゥ・ニーム)、ニーム地方の綾織、という意味。
そこからデニムと呼ばれるようになった。
そうえいばドゥニームという90年代のレプリカデニムブームを牽引したブランドがあったが(今もある)、これは日本のブランド。
とてもいい色落ちをするジーンズだった。
穿き込みすぎて膝に穴が開く前に、お尻に穴が空いてしまい、派手なトランクスの柄がヒラヒラしていたのはいい思い出。
語源はフランス、ジーンズを産んだのはアメリカ、そして品質の高さは日本。
ドゥニームに限らず、フルカウント、エビス、ウェアハウスなど、そしてSPU スプでも取り扱う、ジョンブル、オーディエンス、ベティスミス(ビッグスミス)、などなど、日本には錚々たるデニムブランドが並ぶ。
その日本のなかでも岡山県児島、広島県福山といった中国地方の産地が有名。
生地ブランドでいえば福山のカイハラが有名。
ユニクロでもストレッチデニムを発売するときにカイハラのデニムが採用され、ポップでも紹介されるほど知名度が上がった。
カイハラも世界的な知名度は高いが、世界最大のデニム生地メーカーはトルコのISCO(イスコ)。
こちらもユニクロのジーンズに使われていたりする。
生地メーカー、ブランドはいろいろあれど、デニムの魅力はなんといっても色落ち。
ワンウォッシュやノンウォッシュのデニムから穿き込んで、自分のオリジナルな色落ちを楽しむのもあり。
メーカーの技術の結晶である色落ち加工やダメージ加工を最初から楽しむのもあり。
ダメージがいいとか色落ちがいいとか、一般的な服にとって悪いことが良いことになるアイテムは他になかなかない。
デニムのコーデのポイントは、ずばりトップスにきれいめアイテムを着ること。
デニム自体がカジュアル度が強くラフなメンズ服なので(元々作業着)、トップスもワークテイストの強いアイテムを着ると、カジュアル過ぎてキレイめスタイルにはなりづらい。
ちょっとハードな印象のレザージャケットを着るにしても、インナーにさわやかな白のニットを持ってくるなど工夫をしたい。
最近はジョガーパンツやスウェットパンツなど新たなメンズの定番服が出てきたが、デニムパンツも不動の定番アイテム。
加工やダメージの有無によってまったく違う表情をみせるデニムをたくさんそろえてみるも一興。